チームで活動すること

私は会社で、自社の製品についてもっと学ぼう!というのを目的としたコミュニティ活動を行なっている。といっても数ヶ月前に自身が立ち上げたばかりで、「広く浅く製品を学ぶ」ことを目標とした10人程度の組織である。

立ち上げ〜2ヶ月は、隔週で90minのの勉強会を開き、一度の勉強会で二人で個別に1つずつ担当の製品について発表を行う形式で進めた。

5回の勉強会を終え一巡したあと、今後の方針をどうするかというMTGを行った。今までの反省点として、「知識の定着が悪い」という課題があったので、
1. 「その課題を解決するために、次の四半期の目標を何にするか」
を話した上で、
2.「どんな勉強会にするのか」
3.「チームで行うべきか/個人で行うべきか」
4.「仕事をしている皆が参加するには、いつ勉強会を開催べきなのか」
を議論しようとしていた。のだが。

実際は、会議の準備が不十分で各自の意見がバラバラで、議論が発散してしまった。浅く広く学びたい人、分野を限って深く学びたい人、色々である。
気づいたら、とりあえ「チームでやろう」ということが決まっていた。。

いや、発散したのは、完全にファシリテートが下手すぎた。準備不足過ぎた。反省。。やはり、議論する際はファシリテータがあらかじめ議論の方向性を見据えて、議論が発散しないようにしないとだめだ。勉強しなきゃ。そうだ本を読もう。

いざ、チームでやろうとなったところで、何をやるかは決まっていないがチームでやるということは決まっている。結局、「他社製品との比較を行う」などのテーマを設けてそれについて発表するという話になったのだがほんとにこれでよかったのか。


さてさて。

チームで活動を行うというのは、なかなか大きな制約である。

チームでやる意味は、以下のいずれかであると考えている。
A.一人ではできないボリュームのものを分担する
B.ディスカッションして、一人では出てこない考えや結論を導きだす

一つ目については、一人のできる量に依存するが複数人でやると意識共有等のオーバーヘッドが生じて、基本的に一人あたりの効率は下がる。資料をひとつ作るにしても、分担を相当上手くやらない限り、整合性をとったり、つなぎを工夫したりと手間が増える。

二つ目は、メンバーの質というかレベルに大きく依存する。しっかりと「think」出来る人が集まっていないと建設的な議論は出来ないし、よい議論もできない。また、ディスカッションするお題も重要であろう。

「他社製品との比較を行う」のテーマでテーマとしては悪くはないのだが、チームでやる意義(AかB)を徹底することが重要だ。
意識してないと、一人でやったら10時間でできることが、三人でやったらひとり5時間、延15時間かかることになりかねない。無駄。
また、単に特徴を比較を行うだけではい終わりということになりかねない。じゃぁなんなのかという+αを出すことが重要なのに。

そのようなことにならないために、例えばテーマを具体化したり条件付けたりすると良いかな。
例えば、「維持コストを抑えたい顧客はどれを買うのがよいか?」(B)とか「○○と○○をつかってシステムを実際に構築してみた」(A)とか「○○という新製品がなぜ今必要なのか、〜と〜の観点から」(A、B)とかとか。


今までリーダーをやってきた人ではないので意識するためにメモメモした。